2011年09月12日 クロスズメバチ他
土日は県東部にある、岩国市錦町へ出張していた。今年7月6日に訪れた渓流沿いの脇道に、再チャレンジだ。 が、空には厚い雲がたちこめ、今にも雨が降り出しそうだ。7月は雨が降っていたし、どうも錦町を訪れる時は天候がイマイチのことが多い。
草むらを歩いてみると、枝先や葉先にやたらとバッタの死骸がある。これは以前も紹介した「エントモファガ・グリリ」という糸状菌の仕業だ(詳しくはこちらへ)。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
バッタを高い場所まで誘導し、落ちないようにしがみつかせるという、なんとも不思議な糸状菌だが、そんなバッタの死骸にしがみついているハチの姿があった。これはクロスズメバチだ。主に小型の昆虫やクモなどを狩るクロスズメバチにとって、大きなバッタの死骸は御馳走の山に見えるのかもしれない。エントモファガ・グリリは、ハチには感染しないのだろうか?
以下は、この2,3日で撮りためた蛾の写真だ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
上左から、ヒメエグリバ、ルリモンシャチホコ、ビロードハマキ。
下左から、シロテンキノメイガ、ウスオビキノメイガ、ナンカイカラスヨトウ。
ヒメエグリバは、以前幼虫を掲載したことがあり、ようやく成虫に出会うことができた。ビロードハマキは、10年前の6月に初めて出会い、翌年には自宅の庭でも出会った、毒々しい色彩の蛾だ。