2011年09月24日 お菊虫
広島出張から戻ってみると、先日掲載した ジャコウアゲハの幼虫が、蛹になっていた。他のアゲハの蛹と比べると、曲がりくねった体や突起など、複雑な形状をしている。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ジャコウアゲハの蛹には「お菊虫」という別名がある。これは怪談「皿屋敷」の「お菊」に由来する。
Wikipediaによると、「寛政7年(1795年)に、播磨国・姫路城下に、後ろ手に縛られた女性のような姿をした虫の蛹が大発生し、城下の人々は「昔姫路城で殺されたお菊の幽霊が、虫の姿を借りてこの世に帰ってきているのだ」と噂したという。」そうだ。
写真でしか見たことがなかった私は、実物を見ることができて大満足だ。下の画像は広島に発つ日の朝撮った「前蛹(蛹になる直前の状態)」だ。18日の画像と比べると、体がギュッと縮んで凝縮されているのが分かる。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8