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2007年8月
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★は初登場の虫

08月30日
オオスカシバの幼虫

08月21日
ホタルガ幼虫

08月20日
ゴマダラカミキリ

08月19日
ハムシ★

08月17日
ハラビロカマキリ

08月15日
ギンスジアオシャク★

08月14日
イラ

08月11日
シオヤアブ

08月08日
ヤブヤンマ

08月06日
フタモンベッコウ★

08月05日
ショウリョウバッタ

08月03日
ニイニイゼミ

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2007年4月以後
2006年12月以前

2007年8月30日 オオスカシバ
  K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm

 庭のクチナシの葉にいるオオスカシバの幼虫が、伸び始めた若葉をムシャムシャと食べている。夏からこっち、葉に産み付けられた卵から、次々に孵化し、ある程度まで育つと姿を消す。おそらくハチや鳥に捕まっているのではないかと思う。画像のように私の指より大きく育ったもの(下の画像)は極めて稀だ。
 指といえば、私の右手小指が大変だ。前回ホタルガの幼虫を更新した後、河原を降りる階段から転げ落ちて、爪を剥いでしまった。「生爪を剥ぐような・・・」と表現されることがあるが、本当に痛かった。1番辛かったのは、付け根でかろうじて繋がっていた爪を病院で剥ぐ時。「全部剥いだ方が治りが早いですよ」「は、はぁ・・・先生、麻酔は?」「大丈夫、大丈夫、痛いのは一瞬だからね、ハハハハ」 私は雷が近づいただけで思考が停止してしまう小心者だ。痛みに対する恐怖も人一倍強いんじゃないかという自覚がある。私の緊張を和らげようと、陽気に振る舞って下さってる医者の顔すら、鬼のように見えた。
「じゃぁ剥ぎますよぉ〜」「・・・・・うぉっ!」恐いもの見たさで凝視していた指先の爪が無くなると、そこは真っ赤な肉がむき出しになっている、ちょうど爪の形に。確かに痛みは一瞬だったが、そこに至るまでの恐怖は、雷ほどではないにしろ、かなり辛かった。何にしろ貴重な体験をさせていただいた。

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