2019年10月01日 長崎で出会った虫達
昨日・今日と長崎県島原半島に出張してきた。島原半島といえば、昨年秋に訪れた雑木林が気になる。何せ昨年はカメラのバッテリー切れで残念な思いをしたので、今回はカメラ3台に予備バッテリーも携行して万全の体勢で臨んだ。
時期的に昨年よりも1週間以上遅かったためか、樹液が出ている木は少なかった。でもスズメバチは相変わらず多く、ヨツボシオオキスイの姿もあった。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ハナムグリもいる。模様の感じからシラホシハナムグリかな? 近似種のシロテンハナムグリとよく似ているから、この角度からでは私の知識では決定的な判断はつかない。ここにもヨツボシオオキスイがいた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ここのクヌギは、数十本あるそのほとんどの樹皮の一部がめくれた状態になっていて、夏場は樹液が凄いんだろうな、と思わせる。その隙間にクワガタのオスが潜り込んでいた。コクワガタっぽいけど、もしかしてヒラタクワガタ? いや、やはりコクワガタだろう。左下に写っているのはヤセバエの仲間だ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
別の木の洞にはコクワガタのメスがいた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
そしてさらに別の木の洞に、そこそこの大きさのノコギリクワガタがいた。しかもやけに赤い。「赤い彗星」ならぬ「赤い水牛」だ。
よく見ると大アゴの先が欠けているが、「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」と、余裕で笑い飛ばすような風格がある。いや、大アゴは飾りではないのだが・・・。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ともかくも興奮した。これまで私が見た最も遅い時期のノコギリクワガタが20年前の10月1日だったので、記録に並んだわけだ。
最後は、去年もここで出会ったクチキコオロギ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
やはりこの雑木林は凄い。7月頃に来たらどんな状態なんだろう。出張がないと中々こっち方面に来ることはできないが、来夏はプライベートで来ようかな、って去年も書いてたね。