2019年10月11日 京都で出会った虫達
前回更新の翌日から6日間、出張で京都に行ってきた。初日は時間に余裕があったので、二十数年ぶりに東福寺を訪ねてみた。
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東福寺といえば、本堂と開山堂を繋ぐ歩廊・通天橋周りの紅葉が有名である。個人的に京都でお勧めの紅葉は? と尋ねられたら、永観堂とか高雄方面など候補はいくらでもあるが、ここ東福寺の通天橋は外せない。でもご覧の通り、紅葉するのは1ヶ月以上先なのよね 。
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時季外れということもあり、観光客が少なかったおかげで、ゆっくりと拝観することができた。
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庭園を望む園側にツヤアオカメムシの姿が。周囲の観光客(ほとんど外人)が「何を撮ってんだ?」という表情で私を見るので、内気な私は1枚だけ撮ってそそくさと移動した。案の定ブレていた。
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東福寺を出て北に向かう道を歩いていると、道端の苔の上にトンボの装飾が施された飾りが落ちていた。うちの自宅の周りの道端にはこんな気の利いた物は落ちていない。
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しばらく北上していると京都駅から1㎞くらい東にある歩道橋があったので渡ってみた。なかなか見晴らしがいい。
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そこからさらに1㎞北にある豊国神社にお参りした。豊臣秀吉を祀っている神社だ。
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実は4日後の10日にも団体の案内のために訪れた豊国神社。宝物館に皆を案内して、私は外で待っていた。竹藪の周囲を虫が飛んでいるのに気がついて近づいてみると、スズメバチが数匹。地面に降りて穴を出入りしている。ここに巣があるのだ。しかも歩道のすぐ脇にある。行く時は気がつかなかった。
この時期のオオスズメバチの巣の近くは大変危険だ。30人近くがワイワイガヤガヤと傍を歩いていたのに、よくぞ誰も刺されなかったものだ。
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再び6日に話は戻る。豊国神社に隣接する方広寺。徳川家康が大坂の陣にて豊臣家を滅亡させるきっかけになった「国家安康 君臣豊楽」の文字が刻まれた梵鐘で知られる寺院だ。
かつては広大な敷地で秀吉によって巨大な大仏が建てられたこの寺も、今や歴史好きの観光客がチラホラと訪れる小さな寺となっていた。盛者必衰だ。
東に少し歩くと今は公園となっている大仏殿跡地がある。ベンチに座って休憩していると、ナナホシテントウがいた。
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ヒメジョオンの花にはヒメナガカメムシの仲間もいた。秀吉の時代にもこの虫達は野の草花で静かに過ごしていたんだろうな。
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9日の朝、堀川通を歩いていると、少し大きめな虫が飛んできて、頭上の葉にとまった。羽がキラキラと輝いている。オオスカシバだ。かなり高い位置だったので、TG4の望遠側いっぱいで、しかも両手を万歳の状態で撮ったので、こんな写真しか撮れなかったのが残念だ。
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10日はさっきも書いたように団体の案内で何カ所か訪れた。豊国神社に行く前に将軍塚・青龍殿に行くと、台風が近づいているとは思えない青空が広がっていて、京都の街を一望することができた。
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青龍殿の庭園遊歩道にはハンミョウが何匹か見られた。先月も上賀茂神社でハンミョウを撮ったが、なんとなく京都はハンミョウをよく見るような気がする。
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まぁとにかくよく歩いた1週間だった。足首の痛みは相変わらずだが、歩いて汗をかくと、やはり夜のビールが美味いのです。