2019年08月09日 仕事帰りに出会った虫達
昨日・今日と、県北部の長門市での仕事があり、帰り道にある「白糸の滝」に寄ってみた。
訪れる度に老朽化が進んでいる遊歩道の手すりに、オオシオカラトンボのオスがいた。ボロボロの木材がトンボの青い体を引き立てている?
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
緑の中をヒラヒラと舞っていたチョウが葉にとまった。イチモンジチョウだな、と思っていたが、帰宅後に模様を具に調べてみたところ、どうやらアサマイチモンジという種のようだ。散策記初登場! これだけで猛暑の中、一人で山を歩いている苦労(ホントは喜びだけど)が報われる。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
遊歩道の日陰を歩くと、繁みからオスグロトモエが飛び出した。それも数匹。時期的にオスグロトモエが多いのかな。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
白糸の滝をあとに、さらに帰り道の途中にある「白水の池」に寄ってみた。以前から案内看板を見ては気になっていた場所だ。
Panasonic LUMIX LX100
秋吉台の西にあるこの池は、石灰岩を溶かしながら湧き出る白濁した水で云々という説明があるが、思っていたほど白くはなかった。
池の周辺にはハグロトンボが多い。水中植物に産卵するため、多くのメスが腹を折り曲げてお尻の先を水の中に突っ込んでいた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
メスは地味な黒褐色なのに対し、オスは金緑色の光沢があり、とても綺麗だ。上の写真でも右端にオスの姿が確認できる。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
アオモンイトトンボも多かった。見ていると、数匹がお尻の先をゆっくりと上下させていた。何か意味があるのかな?
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
アオモンイトトンボを撮っていた時、側の草むらからガサガサという音がしたので目を向けると、なんとそこにいたのはヌートリア!
外来の大型ネズミで、西日本各地に定着している。今年5月京都に行った時も、四条大橋から鴨川を泳ぐヌートリアを目撃したし、私が住んでいる町の川にも生息している。
草むらから出てきたヌートリアは池に潜り、上手に泳いで移動。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
水面から頭を出し、水草か何かをパキパキとかじっていた。警戒心が薄いのか、私が近づいても逃げようとしない。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この白水の池は厚東川という宇部市に流れる川の水系だが、河口までは40㎞くらいある。まさかこんな山間部で見かけるとは思わなかった。