2019年07月09日 福岡県で出会った虫達
来年の研修旅行企画のため、九州北部に下見に行ってきた。最初に訪れたのは福岡県の平尾台というカルスト台地。
私の地元・山口県には秋吉台という日本最大のカルスト台地があるが、観光客は減少の一途をたどっている。今回訪れた平尾台も、あまり活気があるとはいえない。雄大な景観や神秘的な鍾乳洞など、もっと観光客が訪れてもよさそうなものだが・・・。
個人的には人混みが苦手なので、閑散としている方が落ち着いてゆっくりと虫撮りができてイイんだけど、地元の人にとっては死活問題なんだろうな。
秋吉台もそうだが、ここ平尾台はクヌギの木がたくさんある。時期的にクワガタがいてもおかしくない。遊歩道を歩いて何本かのクヌギを見て回ったが、クワガタどころかカナブンさえいない。諦めかけていたその時、羽音をたてて飛んできたのが下の画像のシワナガキマワリ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
金属光沢が強い翅、長い脚は藍色の光沢がある美しい甲虫だ。久しぶりに見たな、と思って調べてみると、なんと18年ぶりの掲載だった。
雑木林の側の草地にいたのはジャノメチョウ。地味な模様のチョウだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
小さな小屋の側に白黒のネコがいた。逃げられたけど柵の向こうでこっちの様子をうかがっている。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
道端の草の葉先にいたのはオジロアシナガゾウムシ。パンダのような配色のゾウムシだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
小一時間散策して、ボチボチ移動をしようと駐車場にあるトイレで用を足していると、床の上でモゾモゾと動いている物体を見つけた。なんとノコギリクワガタがいたのだ。夜トイレの灯りにやってきたものだろうか。大型のなかなか立派なオスだった。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
昼食は田川市の「あおぎり」というお店。国指定登録有形文化財の建物で食べる懐石ランチは、とても美味しかった。
Panasonic LUMIX LX100
昼食後は「1億円のトイレ」でも知られる「道の駅おおとう」に立ち寄った。隣接するヒマワリ畑が満開で見応えがあった。
Panasonic LUMIX LX100
ヒマワリにはセイヨウミツバチの姿がたくさん。この花には4匹が集まっていた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ヒマワリの葉に面白い模様のカメムシがいた。これはミナミアオカメムシの黄帯型といわれるもので、通常のミナミアオカメムシは全身が緑色である。黄帯型を初めて見ることができたので嬉しい。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この後、英彦山を経由して大分県日田市に向かった。明日は天気が心配だが昼まではなんとかなりそうだ。