2016年07月15日 深度合成
5月に購入したTG4。とても多機能なデジカメだが、ほとんど使いこなしていない。というか、新しい機能を試そうという気が起きない。様々なものに対して情熱が失せつつあるのは更年期障害だからだろうか?
こんなことではイカン!と思い、庭にいたセスジスズメを実験台にして「深度合成モード」を試してみた。フォーカスポイントを自動的にずらしながら連写して、カメラ内で合成する機能だ。
下の画像は通常の顕微鏡モード(マクロモード)で、頭付近にピントを合わせて撮ったものだ。イモムシの頭を中心に、手前の枝から背中の目玉模様の一つめくらいまでピントが合っているのが分かる。
OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
同じものを深度合成モードで撮ってみる。高速連写をしているようなので、三脚などでカメラを固定すべきなんだろうが、面倒くさがりの私は手持ちで試してみた。結果が下の画像だ。
OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough
おぉ、見事に手前の枝からお尻の方までピントが合い、背後のイブキの葉っぱまで形が分かるではないか。これは面白い。昆虫撮影の基本は眼にピントを合わせることだが、そうするとどうしても頭より後がボケてしまう。ならば被写界深度を深くするために絞ればイイかというと、それでは暗くなるし、シャッター速度を落とさざるをえなくなるし、絞りにも限界がある。
TG4の深度合成モード、動く被写体には向かないが、なかなか実用的な機能だ。