2015年09月12日 ヒメクダマキモドキ
記録的豪雨により、茨城県は大変なことになっている。先日のこちらの水害とは比較にならない。今朝は東京で地震もあったし、首都圏は大丈夫だろうか?と心配になる。
さてさて、早朝の朝露が残る中、アカメガシワの葉の上にクダマキモドキの姿があった。クダマキモドキの「クダマキ」とは漢字で「管巻」と書き、糸を紡ぐ機織りの部品で、「ぶーん ぶーん」と単調な音を繰り返すことから、クツワムシがこの名で呼ばれたそうだ。そのクツワムシに似ていることから「クダマキモドキ」という和名がつけられたらしい。
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クダマキモドキは国内に3種が知られており、これまでも当サイトでサトクダマキモドキとヤマクダマキモドキの2種は掲載してきた。今朝出会ったものは、産卵管の色形や前脚の色など、この両者とも違うようだ。調べてみるとヒメクダマキモドキという南方系のクダマキモドキが北上中らしい。そういえば5年前に地元の小学校で撮影したクダマキモドキは、ひょっとしたらヒメクダマキモドキだったのかもしれない。
ちなみに酒飲みの「くだをまく」の語源も、同じ事をくどくど繰り返すことからきているらしい。今夜は下関で飲みがあるので、くだをまかにようにしよう。