2011年10月11日 エビガラスズメ
例年10月といえば、それほど忙しくなかったように思うが、今年は出張が多い。先週は光市に行っていたし、明日からは周防大島町へ行かねばならない。月初の和木町から、県東部が続く。
今日は余裕があったので、裏のサツマイモ畑をのぞいてみた。そして期待通り、エビガラスズメ の幼虫を見つけることができた。いつ見ても黒いスジ模様の頭が面白い。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
で、前回の更新で「山口百恵の『曼珠沙華』」なんて話を書いた後、なんだか昔聴いていた音楽が懐かしくなって、YouTubeなんかでいろいろと検索して視聴を楽しんだ。あれこれ聴いていて、どうしても腰を落ち着けて聴きたくなったのが、RCサクセションの『BLUE』というアルバムだ。
私がRCを聴いていたのは、高校生の頃、つまり1980年代前半頃だ。特にRCが大好きってわけではなく、もっぱら洋楽ばかり聴いていたんだけど、この『BLUE』ってアルバムだけは、レコードがすり切れるほど聴いた。1曲目の『ロックンロールショー』の重いビート、格好いいギターのリフ、シンプルな曲構成、そして清志郎のボーカル、その全てにやられてしまった。『多摩蘭坂』『ガ・ガ・ガ・ガ・ガ』『よそ者』など、捨て曲なしの内容の濃いアルバムだ。
そしてB面1曲目の『まぼろし』。久しぶりに、そう、まさに20年ぶりに聴く『まぼろし』は、10代の時初めて聴いたあの時、清志郎の深い悲しみの中から作られた作品だと聞いたあの頃の、孤独や不安、閉塞感などが、つい昨日のように思い出された。YouTubeを検索してみると、1976年頃のライブで歌われた貴重な『まぼろし』の映像を観ることもできた。心が揺さぶられた。私は迷わず iTunes ストアで『BLUE』を購入した。