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2007年11月23日 ミノウスバ
K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm
更新が滞っている間に、すっかり晩秋、いや冬の気候になってしまった。北日本では11月の積雪量が過去最高に達したとかで、ついこの間までの残暑が嘘のようだ。ここ山口県でも、最低気温が氷点下に達した所もあり、自宅周辺では初冬の気候が続いているそうだ。というのも出張が続き地元にいないことが多かったので、それで更新も滞っていたというわけだ。
久しぶりに休みがとれたので、朝は裏の畑を覗いてみた。「少し遅いかな?」と思いつつ、マユミの枝を見てみると、いたいた、産卵にやってきたミノウスバのメスの姿があった。画像左上の枝には、卵がびっしりと産み付けられている。卵には母親の腹先の毛が、丁寧に絡ませてある。防寒のためだろうか? カモフラージュだろうか? いずれにしろ、母親は身を削って、その命を次の命へとつないでゆく。そこには物質的豊かさに溺れている私がハッとさせられる、ストイックなまでの慈悲の姿がある。
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