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2007年9月10日 オオスカシバ
K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm
朝6時前、いつものように寝起きの一服をしつつ、庭のクチナシにオオスカシバの幼虫を見に行った。数匹の幼虫を見つけたところで、葉っぱの向こう側に、見慣れない物体があるのに気がついた。オオスカシバの成虫だ。しかも一度見てみたいと思っていた、鱗粉をつけた状態の成虫じゃないか。おそらく夜中か夜明け前頃に羽化したものだろう。初めて見るその姿は、なんとも不思議な雰囲気がある。ず〜っと観察していたいところだが、朝食その他で離れざるを得ない。再び戻ってみたのが7時半。まだ鱗粉がついた状態だ。しばらく観察していた8時前頃のこと、俄に翅を小刻みに震わせ始めた。それが下の画像だ。鱗粉が飛び散っているのが確認できる。さぁ、この勢いで透明な翅を撮らせてくれ〜っと思った途端、オオスカシバはサァ〜っと空に羽ばたいて飛んでいった。・・・そんなぁ〜。虫とのお付き合いは、なかなか思うようにならない。いや、虫に限ったことではない。人間関係その他、万事がそうだ。欲を肯定すれば、怒りや悲しみに行き着くだけ。鱗粉つきのオオスカシバが見れただけで幸せじゃないか。「えっ!それが幸せか?」と虫に関心の薄い方は思われるだろうが、と〜っても幸せなんですよ!! ちなみに透明な翅で飛んでるオオスカシバの画像はこちらです。
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