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2007年4月30日 クロホシテントウゴミムシダマシ
K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm
小学1年生になった娘達と、近場の名勝・大岩郷に行った。国指定天然記念物の名勝ではあるが、晴天のゴールデンウィークに人っ子一人いない、静かな山の中だ。周りを気にせず、伸び伸びと岩登りを楽しむ娘達の傍らで、新緑に集まる虫を観察する私。林道の1本の木に、小さな甲虫が数匹いた。クロホシテントウゴミムシダマシという、体長3mmほどの小さな虫だ。小さいながら、奇麗な翅を持っている。
とても長い名前のクロホシテントウゴミムシダマシだが、近似種にニセクロホシテントウゴミムシダマシというのがいるそうだ。なんと17字! 昆虫には「ニセ」とか「ダマシ」あるいは「モドキ」とつくものが多い。テントウムシダマシというのもいれば、ゴミムシダマシもいる。さすればテントウゴミムシダマシとは、テントウムシとゴミムシのどちらについての「ダマシ」なのだろうか? さらに「ニセ」がつけられるとは、当のニセクロホシテントウゴミムシダマシも「私はいったい何者やねん!」と困惑しているかもしれない。それだけ昆虫、特に甲虫の種類数が多いということなんだろう。
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