2022年10月31日 クワガタ大作戦12
今季最後になるだろうクワガタ大作戦(クワガタ&新ポイント探し)を行った。いつものメンバー3人の予定だったが、A氏は急な仕事が入ったのでT氏と2人での活動だ。
快晴で気温は21度くらい。最初のポイントを訪れると、稲刈りを終えた田んぼの畦の草むらに、鮮やかな橙色のチョウがいた。遠目にも目立つド派手な目玉模様は間違いなくタテハモドキだ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
「本当にいたんだ」というのが率直な感想だ。というのも、タテハモドキは「九州南部以南に生息。(中略)温暖化のためか分布が北上し、近年では九州北部でも定着しつつある。」(『日本のチョウ』誠文堂新光社2019年)とあるからだ。私もこれまで沖縄や長崎でしか見たことがなかった。最近は山口県でも確認され、定着しつつあるという情報は知っていたが、本当だったんだ。少し歩いただけで数匹が確認できた。
ちなみにタテハモドキには夏型と秋型があり、上記沖縄や長崎で出会ったものは夏型。今日出会ったのは秋型。秋型は翅の先が尖っている。また秋型の翅の裏面は夏型のものよりも地味だ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
さて、最初のポイントではクワガタは見つからなかったが、次のポイントでは木の根本にいたヒラタクワガタを見つけることができた。体長は50mm弱くらいのかわいいヒラタだった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
こちらは新たに見つけた木の割れ目に潜んでいたコクワガタ。
iPhone 14 Pro
この時期になるとマムシの心配はほとんど無いし、スズメバチも少ないので安心だ。と思ってら根本付近に二匹のオオスズメバチがいた。
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オオスズメバチがいた木の近くのクヌギの根本に、カブトムシの死骸が落ちていた。鳥に襲われた様子もなく、とても綺麗な亡骸だったので、雑木林を背景にして撮影。まるで生きているようだ。
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久しぶりのクワガタ大作戦は、ヒラタ1匹、コクワ2匹という結果だったけど、時期を考えれば満足だ。新たなポイントも見つけたし、ウロやメクレの木も10本以上見つけることができた。ただ、崖立地で足を踏み外して滑落(ってほどじゃないけど)し、腕と肩を傷めるアクシデントがあったけど、まぁ大したことはなさそうなので良しとしよう。