2015年12月01日 椿
1ヶ月近く更新してなかった。実は前回更新の1週間後に母が死に、葬儀その他の慌ただしさもあったので、なかなか虫撮りをする気になれなかった。
今日は久しぶりにカメラを持って裏庭に行き、落ちた椿の花を撮ってきた。
Panasonic LUMIX LX100
「うけとめる 大地のありて 椿落つ」
福岡県のお坊さんの歌だと聞いている。以前も引用したような気がする。椿の花は落ちてお終いではない。しっかりと受けとめてくれる大地があるのだ。その安心のもとに、今精一杯咲いている。
私もやがて人としての命を終える時が必ずやってくるが、それは死んで終いということではなく、懐かしい方々が受けとめてくれる大地のような世界に往くということなのだろう。
そういえば先週福岡県のお寺の掲示板に
「散ると見たのは凡夫の目 木の葉は大地にかえるなり」
と書いてあった。なんとも有り難い言葉だなぁと、しみじみと味わわせて頂いた。