2013年09月13日 クロマダラソテツシジミ
出張で2日間滞在した島根県。道中のあちこちに、今夏の豪雨の爪痕があった。私が住んでいる山口県西部では、雨が少なく水不足だったというのに、ホント最近の天候は局地的だ。
さて、島根県滞在中、滞在地にあったソテツの周りを、ヒラヒラと飛び回る、数匹の小さなチョウの姿が気になった。遠目にもシジミチョウだと分かるが、ソテツに集まるとなると、以前鹿児島で出遇ったクロマダラソテツシジミしか思いつかない。
Panasonic LUMIX GH3 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
近づいて確認してみると、やはりクロマダラソテツシジミのようだ。もともとは南・東南アジアに生息しているチョウだが、1992年に沖縄本島で確認されて以降、九州、四国、西日本、そして関東まで生息地を広げているそうだ。
そういえば私がチョウの同定によく使っている『山溪フィールドブックス 蝶』(1995年の初版第1刷発行)には、このチョウが載っていない。それだけ日本では新しいチョウなんだろう。