2012年06月02日 美祢市で出会った虫達
愛犬ハルを連れて時々訪れる、美祢市の山の上の廃キャンプ場。人っ子一人いない草地を、思い切り駆け回るハルの表情は、とても生き生きとしている。私は私で、周囲の新緑やアザミの花など、虫を探して生き生きとしている。
とその時、新緑の葉に見慣れない、いや、図鑑等では見慣れている虫のシルエットがあった。「あ〜、ウシカメムシだ」と思わず声に出してしまうほど興奮した。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この「やりすぎだろ!」って突っ込みたくなるほど立派な突起を持つ姿は、間違いなく ウシカメムシ だ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
決して珍しい種ではないようだが、私にとっては虫撮りを始めてからの十数年間、ずっと見てみたい昆虫の一つだった。昨日のタテハモドキもそうだったし、なんだか6月に入って調子がイイぞ。
初夏の新緑にはいろいろな虫達の姿を見ることができる。他にも何種類かの甲虫に出会ったが、印象深かったのは交尾中の マルムネジョウカイ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
出会った時は葉裏にぶら下がっているような状態だったが、カメラが近づいたので驚いたのだろう、ポトリと下の葉に落ちた。が、交尾の態勢は変わらず、後方のオスは腹筋を鍛えているような格好となった。そいえば昔掲載したマルムネジョウカイも交尾中のものだったなぁ。
そうそう、昨夜 長崎から帰宅した時に、妻からプレゼントをもらった。小さなタッパーに、数枚の葉っぱと鮮やかな色彩のイモムシ、キアゲハの幼虫がいた。なんでもご近所から頂いたニンジンの葉っぱについていたそうだ。
が、何やら様子がおかしい。やたら動き回っているし、大量の糞をしている。これは蛹化が近いんだな、と判断し鉢植えの木の枝に放した。
そして1日経った状態がこれだ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
しっかりと前蛹状態となっていた。おそらく2,3日で蛹になるのだろう。蛹になったらまた写真を掲載しようと思う。