2011年11月
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★は初登場の虫

 

11月28日

リスアカネ他

 リスアカネ

 ニトベエダシャク★

 ホシヒメホウジャク

 

11月13日

京都の猿山

 トビズムカデ

 

11月10日

晩秋の蛾達

 オオトビモンシャチホコ★

 ヒメヤママユ

 

11月03日

公園で出会った虫達

 フタモンホシカメムシ★

 セアカヒラタゴミムシ

 オオスズメバチ

 ルリタテハ

 アカタテハ

 リスアカネ

 マイコアカネ

 クヌギカレハ★

 オオノコメエダシャク★

 

11月01日

鹿児島で出会った虫達1

 クロマダラソテツシジミ★

 ハラビロカマキリ

 ベニトンボ

 キオビエダシャク★

 アオドウガネ

 

鹿児島で出会った虫達2

 ムラサキツバメ

 ダンダラテントウ

 オオカマキリ

 

 

過去の散策記
2007年4月以後
2006年12月以前

 

 

 

 

2011年11月01日 鹿児島で出会った虫達2

 

 鹿児島2日目の今日、午前中は研修で山間部を訪れた。杉山の急勾配を登るのは、昨夜鹿児島郷土料理を肴に 少々飲み過ぎた体には辛かったなぁ。帰り際に、ふと見た道沿いの葉上に、ムラサキツバメの姿があった。珍しくも何ともないチョウだが、散策記に登場するのは7年ぶりだ。

RICOH CX1

 

 研修を終えて向かったのは桜島。

NIKON COOLPIX 300

 

 鹿児島に来てからこっち、どうも喉の調子がよくないのは、どうやら火山灰の影響のようだ。私だけでなく、同行の者も同じことを言っていた。身近な所に火山がない地域に住んでいる私にとって、写真のような噴火が毎日何十回もあるってのが信じられない。その雄大な姿に感動した。

 ドライブインで遅い昼食を食べ、駐車場に出てみると、道路際のセイタカアワダチソウに、小さなテントウムシ、おそらく ダンダラテントウ がいた。が、写真を見てもらえば分かるが、体中が火山灰だらけだ。こりゃぁ喉もおかしくなるよなぁ。

RICOH CX1

 

 桜島を、フェリー乗り場からグルッと1周したが、その道中、ちょうど大隅半島側に位置する「旅の里火山展望台」という、土産販売所裏の展望台、っていうか単に店の裏の見晴らしのイイ広場に行くと、火口が真正面に見える抜群の景色がそこにあった。

 草むらに オオカマキリ がいたので、折角ならと背景に火山を入れて撮ってみた。

RICOH CX1

 

 実際はそんなことないんだが、何やら オオカマキリ が火山を見ているような雰囲気の写真となった。

 約2万2千年前に海底火山活動が始まり、1万1千年前に海上に姿を現したといわれる桜島。大噴火を繰り返すこの島では、過去何度も破壊と再生が行われてきたのだ。生き残った命もあったかもしれないし、一瞬で蒸発してしまった命もあるだろう。このカマキリは さて、どのような命の営みを経て、今ここにこうしているのだろうか。そんなことを考えていると、ここにこのカマキリがいるということは、数え切れない様々な条件に支えられて、奇跡的に成り立っているということに気付く。

 そしてそれはこの私も同じだ。今ここにこうして生きているのは、決して「あたりまえ」ではないし、「当然」でもない。

 昨日の知覧で見た、若き特攻隊員達の出撃前の笑顔の写真、家族に向けた手紙・・・考えさせられた。大義を持って歩むということ、自身や支えてくれる者に対する誇りを持つこと、親や目上の者に対する敬いの心、下の者に対する慈しみの心。 平和ボケして何もかもが「あたりまえ」になってしまった私達現代人が、何か大切なものを見失ってしまったのではないか、ということへの答の糸口がそこにあるような気がする。

 

 2日間の鹿児島研修は、学びの面でも、観光の面でも、そして虫撮りの面でもとても充実した有意義なものだった。そして食べ物もとても美味しかったことを付けくわておこう。鹿児島ラーメンは意外によかったし、黒豚ももちろん美味しかった。が、個人的に一番気に入ったのは、地鶏の刺身だ。どうしてももう一度食べたくて、帰りの新幹線に乗る前、駅内の鶏料理屋で刺身を肴に一杯(本当は3杯)やった。

NIKON COOLPIX P300