2011年07月02日 裏山で出会った虫達
朝から夕方まで忙しい1日だった。日暮れ前にようやく仕事が終わったので、娘Aと愛犬ハルの散歩にでかけた。
しばらく歩いていると、ヨモギの葉裏にヒメカメノコテントウがいるのを、娘が見つけた。が、何か様子がおかしい。テントウムシは何かの繭のようなものの上に乗っかって、動かない。
RICOH CX1
これは、テントウムシに寄生するハチ、おそらく テントウムシヤドリコマユバチ の繭だと思われる。
そしていつもの裏山墓地公衆便所に到着だ。「父さん、蛾を撮るんやろ」娘もよく分かっている。
RICOH CX1
左上)アオアツバ 右上)ハナオイアツバ
左下)ヒメクビグロクチバ 右下)ヒメクルマコヤガ
アオアツバは青くないのに何故「アオ」?。見る角度によって翅が青く見えるものもあるそうだ。そんな色の問題よりも、テングのように突き出したツノ(下唇鬚〜カシンシュ)の印象が深い。
ハナオイアツバは、その長い下唇鬚(カシンシュ)を背中に向けて背負っているような姿をしている。
ヒメクルマコヤガの翅の模様も面白い。前方が白い帯のようになっているが、後翅の模様とピタッと一致する。
そして夜、クワガタを見に行こうという娘Aと、再び裏山へ行った。まずは墓地公衆便所へ。裏山へ来たら、寄らずにはおれない体になってしまった私です。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
左)オオカバスジヤガ 右)シロモンウスチャヒメシャク
両種とも、夕方の散歩でも撮影していたのだが、その時のカメラは RICOH CX1。決して悪いカメラではないが、GH2と比べるとその画質は雲泥の差だ。そういえばリコーがペンタックスを買収した。どちらも独自路線を歩むメーカーなので、よりマニアックなデジカメの開発を期待している。
そしてお目当てのクヌギの木へ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
大きな蛾が数匹集まっていた。いずれも「ヤガ」の仲間に違いないが、種名までは分からない、っていうか調べる時間と気力がない。右下のシタバガなんかは直ぐに分かりそうなものだが・・・。そうそう、クワガタ。写真左上の方に、ヒラタクワガタのお尻だけ写っているのが分かるだろうか。この後ヒラタクワガタを捕まえた娘は、しばらく手にしたクワガタを観察した後、再び樹液の溢れる洞に逃がしてやった。