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2009年03月21日 佐世保の虫達
K20D+PENTAX smc D FA Macro 100mm
18日から長崎県佐世保市に来ている。4年前の同時期に、やはり佐世保を訪れているが、あの時は仕事中に 福岡県西方沖地震 があり、恐い思いをした。
佐世保に来てから4日目、今日は暖かく、夕方に時間もあったので、4年前にも訪れた 街中の墓地に行ってみた。
まずは足下の小さな草むらに、ナナホシテントウを見つけた。オオイヌノフグリやカラスノエンドウの茎や葉を歩き回っている。 その側にあるクコの葉では、トホシクビボソハムシ が交尾をしていた。「トホシ(十星)」とはいうものの、その翅には星一つない。トホシクビボソハムシの紋は個体差が大きく、十あるものもいれば、写真のように無紋のものもいるそうだ。
墓の側にあった樹木の葉には、イチモンジハムシ と オオクモヘリカメムシ の姿もあった。なんという木か分からないが、イチモンジハムシ が10匹以上いる。こんな光景は初めてだったので、興奮して撮っていると、通行人が足をとめて、私の方を怪訝そうに見ているではないか。 精一杯の笑顔で「こんにちは〜」と挨拶をすると、首をかしげながら「はぁ・・・」と歩き出された。 そりゃそうだろう、土曜の午後に、スーツを着たオヂサンが、墓の側で熱心にカメラのシャッターを押しているんだから。 我に返った私は、カメラを鞄に収めて、その場を立ち去った。
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