虫撮り散策記Top 

2008年7月
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★は初登場の虫

07月31日
秋芳洞の虫
 ミヤマカワトンボ
 ヒグラシ
 セミヤドリガ★

07月29日
キイトトンボ

07月28日
ヤマトシジミ

07月25日
伊東さんちの虫達
 タマムシ
 ヨツスジトラカミキリ★
 ナカグロクチバ★
 オオコフキコガネ★
 ヒメネジロコヤガ★
 ジュウサンホシテントウ★

07月22日
九州の虫達
 シオヤアブ
 シャチホコガ
 コフキコガネ
 アオスジアゲハ
 オオハサミムシ
 フタモンクビナガゴミムシ★
 モンシロクルマコヤガ★
 ギンモンカギバ★
 ササキリ★

07月16日
アブラゼミ

07月14日
キチョウ

07月12日
灯火に集まった虫達
 甲虫★
 ミヤマオビオオキノコムシ★
 モンキゴミムシダマシ★
 チャイロナガカメムシ★
 サシガメの1種★
 キベリヒョウタンナガカメムシ★
 ツマグロハギカスミカメ★
 オオツノトンボ★
 ヒメシロフアオシャク★

07月11日
畑で出会った虫達
 クロセセリ
 シオヤアブ
 トウキョウヒメハンミョウ
 クサカゲロウ
ニイニイゼミ

07月10日
ヒメアトスカシバ★

07月07日
カトリヤンマ

07月04日
オオクロトビカスミカメ★

07月03日
ヒロオビジョウカイモドキ★ 

過去の散策記
2007年4月以後
2006年12月以前

2008年07月31日 秋芳洞の虫
 K20D+PENTAX smc D FA Macro 100mm

 仕事が午前中で終ったので、自宅から車で30分ほどの所にある、東洋最大の鍾乳洞・秋芳洞に涼みに行った。洞内は四季を通じて17度と一定していて、真夏に訪れると肌寒いくらいだ。
 洞から流れ出る清流には、ミヤマカワトンボが乱舞している。褐色の翅に、金属光沢のある青緑色の体がとても奇麗だ。逆光気味に撮ったものも、涼しげで絵になる。
 ミヤマカワトンボを撮っていると、側の歩道にヒグラシが降りてきた。「何か様子が変だぞ」と、よく見れば腹の周りに何かの幼虫がついている。これは セミヤドリガ という蛾の幼虫だ。
 セミヤドリガとは、セミ(主にヒグラシ)に寄生する蛾で、樹皮下などに産み付けられた卵は、セミの翅の振動などを感知して孵化し、セミの体に取りつくそうだ。その後はセミの体液を吸いながら、1〜2週間後には繭になるらしい。ちょうどセミ成虫の寿命と一致している。セミの寿命には影響なさそうではあるが、ご覧のヒグラシの体には、10匹くらいのセミヤドリガ幼虫が張り付いていた。その重さによるものか、体力が衰えてしまったのかは分からないが、ヒグラシは上手く飛ぶ事ができなかった。

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