2024年10月14日 防府市で出会った虫達
県中南部の防府市に行ってきた。満開を過ぎた彼岸花の中には、まだまだツボミのものも多い。今年は長い期間彼岸花が楽しめる。
iPhone 14 Pro
歩道脇の茂みから飛び出してきた蛾が地面に着地、全体が暗褐色の地味な蛾だ。たぶんカラスヨトウだろう。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
池の周りではオオシオカラトンボやマユタテアカネを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
池の近くにはヒメツルソバが密集して咲いている一角があった。昔からヒメツルソバの花を見ると、ウルトラセブンに登場したダンカンという怪獣を思い出す。
そこにキチョウがやってきて密を吸い始めた。そういえば今年はまだキチョウを掲載してなかったな、と思いながら数枚撮影した。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
帰宅後にモニタで画像を見ながら「なにか違うな」と違和感を覚えた。翅の先が尖っているし、後翅に細い帯状の模様がある。調べてみたところこれはツマグロキチョウという山口県においては絶滅危惧種に指定されているチョウだった。関東では絶滅他、多くの府県で絶滅危惧もしくは準絶滅危惧指定されている。
ヒメツルソバの花に小さな白い虫もいた。トリバガという蛾の仲間だ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
「トリバガ」というのは漢字で「鳥羽蛾」と書き、その翅が鳥の羽のように見えるというのが名前の由来だ。種名は・・・フキトリバかな?と思うがどうだろう。
ハンミョウやハラビロカマキリの姿も見かけた。両者とも狩りをする昆虫。ハンミョウは大アゴで、カマキリは鎌状の前脚でそれぞれ獲物を捕まえる。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
薄暗い茂みではホタルガも見つけた。赤い頭から伸びる触角の、青い蛍光色が綺麗だ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
今日はツマグロキチョウとの出会いという、とても貴重な体験をした一日だった。キチョウだけに・・・失礼しました。