2022年03月08日 クヌギの下調べ5
20日ぶりの「クヌギの下調べ」。前回は雪が降る寒い日だったが、今日の日中は汗ばむような好天に恵まれた。
新ポイントを見つけるために、今日は約15㎞歩いた。15㎞といっても平地を歩くのとは違う。道なき道を藪漕ぎしながら、急斜面を登ったり下ったり、川を越えたりの15㎞だ。終了時には足腰がガクガクだった。
途中、伸び始めたノイバラの枝に、綺麗な模様のミノムシ(かな?)を見つけた。今日は暖かかったので、ナナホシテントウやモンシロチョウ、テングチョウなども見かけたが、撮影する余裕がなかった。
iPhone 12
さてさて、今日のクヌギはどうだったかというと、苦労したかいがあって、ご覧のような洞やメクレのある木を、20本以上見つけることができた。
iPhone 12
左上は溜め池の側にあった、歪んだ大木の根元付近。この辺りはオオクワガタの産地としても知られているそうなので、期待大だ。
右上は地上5メートル付近で爆裂しているクヌギ。
左下は雑木林の中にあった真っ黒なクヌギ。下から上まで数カ所の洞・メクレがあるクヌギのタワーマンションのような木だった。
右下も複数の洞・メクレがあったクヌギ。その洞を覗いてみた時に衝撃が走った。黒光りする鋭利な物体が見えたのだ。「これはっ・・!」。そうヒラタクワガタの大アゴだ。しかもかなりの大きさだ。この洞で越冬していたのだろう。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これが中型だったらそのままそっとしておいただろうが、なにしろバケヒラ(70㎜以上)クラスの大物っぽい。確認せずにはおれず、ヒラタクワガタに謝りつつ、洞から出てもらった。なんとも罪深い私です。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
計測してみたところ67㎜。バケヒラには及ばずながらも、かなりの大物だ。しかも3月上旬にこんな大物に出会えるとは! この新ポイントは期待大だ。
ヒラタクワガタを洞に戻して、初夏に再会できることを想像しながら山を下りた。