2016年10月
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★は初登場の虫

 

10月27日

和歌山・奈良で出会った蛾達

 ナガヒラタアブ★

 トビケラ★

 キマダラカメムシ

 リスアカネ

 アキアカネ

 

10月25日

佐賀県で出会った蛾達

 オオカマキリ

 クロマダラソテツシジミ

 セグロイナゴ★

 トノサマバッタ

 

10月19日

今日出会った蛾達

 アカイラガ

 オンブバッタ

 

10月18日

アサギマダラ

 

10月17日

裏山で出会った蛾達

 オオスズメバチ

 ナカグロクチバ

 

10月10日

オオアオイトトンボ

 

10月09日

ニホントビナナフシ

 

10月05日

ゴマダラカミキリ

 

10月04日

ハエ

 

過去の散策記
2007年4月以後
2006年12月以前

 

 

 

 

2016年10月17日 裏山で出会った虫達

 

 1週間ぶりの更新だ。最近は少し気を抜くと、すぐに更新期間があいてしまう。この写真も1週間前に撮って放置状態だった。

 裏山のアラカシ(だと思う)の幹に、オオスズメバチがいた。スズメバチが大好きなクヌギの樹液は、もうほとんど出ておらず、このように少しでも出ている木に集まってくる。

Panasonic LUMIX GH3 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8

 

 墓地周辺の雑草の中の1本に、とても細長いイモムシがいた。黒を基調として、朱・橙・白のスジ模様がある、とても綺麗なイモムシだ。これはナカグロクチバの幼虫で、成虫は先月掲載したばかりだ。

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough

 

 ところで、上に「雑草の中の・・・」と書いたが、もしかしたら「雑草と言う名の草はない。」という昭和天皇のお言葉を思われた方があるかもしれない。有名な言葉だし、おっしゃりたいことは分かるのだが、正直なところ違和感を憶える。

 なぜなら「雑草」とは特定の植物の固有名詞として使われているのではなく、「雑」は「多くのものが集まっている」という意味であり、「雑草」とは多くの草(植物)が集まっている状況をさす普通名詞にあたると思われるからだ。

 「雑学」は「ダメな学問」という意味ではないし、「雑木林」は「ダメな木ばかりの林」ではない。だから決して「雑草=つまらない植物、役に立たない植物」というわけではない。

 ただし、私は昭和天皇を批判しているのではない。出拠である『宮中侍従物語』(入江相政)の言葉が一人歩きをし、一部の人達が「こんな着眼点はどうだ!」と得意げになっているような言動が鼻についてしまうのである。「人の命は地球より重い」というアレと同じである。

 響きのよい言葉は、それを伝える立場に立った時に、話し手にとても心地よいものを与える。しかし言葉の上っ面だけに流されて、物事の本質を見失ってはならないと思う。