2015年06月29日 裏山で出会った虫達
夕方散歩のいつもの裏山。頭上の葉裏にハムシのような甲虫の姿が見えたので、腕を伸ばして適当に撮ってみた。左手に愛犬ハルのリードを持っているから不安定だし、未だ右手の腱鞘炎が治ってないので辛い。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
撮った画像を確認してみるが、どこにでも居そうな甲虫だ。帰宅して調べてみると、どうやらオオクビボソムシという、ありふれた名前だけど初めて聞く甲虫の名前だった。
そして3日連続となる裏山のクヌギ。まず足下の藪の笹の葉に、ナナフシの姿を見つけた。いつも見るナナフシモドキやタイワントビナナフシのような細長いものではない。
この雰囲気は12年前に出会ったヤスマツトビナナフシに似ている。羽が短いのは、こいつが幼虫だからだろう。念のために調べてみると、ヤスマツトビナナフシはこいつのように体の側面に黄色の筋はないそうだ。お尻の先端の尾毛も短いことから、こいつはニホントビナナフシの幼虫ではないかと判断した。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
さてさて、今日の樹液酒場だが、カナブンが1匹だけ、かと思ったら小さな洞の中に中型のヒラタクワガタのオスがいた。外に出てこないかな、と思いながら撮影していると、なんと幹の裏側から大きなヒラタクワガタのオスが現れた。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
大型はまずカナブンを蹴散らし、樹液が溢れている洞へ頭を潜り込ませた。中で「メキメキッ! パキッ!」と、生々しい音がする。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
ほどなく洞から中型が這い出してきた。大型はすかさずその中型を大アゴで挟み、中型は這々の体でその場を逃げ去った。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
樹液場では毎日のように繰り広げられているであろう争いだが、なかなかその場に遭遇することはできない。今日はイイものを見せてもらった。