2015年01月02日 アケビコノハ
明けましておめでとうございます。旧年中は、休みがちな当サイトを訪れて下さって、有り難うございました。今年も細々と更新してゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
大晦日から元日にかけて、雨から雪になった、ここ山口県は、とても寒い正月だ。大晦日に掃除をしていると、濡れ縁に枯葉が1枚・・・と思いきや、それはアケビコノハだった。枯葉に擬態した大型の蛾だ。成虫越冬するので生きているのかな? と思って触ってみたが、カサカサに干からびていて、どうやら死んでいるようだ。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
正月早々に死骸の写真とは、と怒られそうだが、禅僧・一休宗純禅師は正月に
「門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
と歌ったそうだ。
正月を迎えて「めでたい!」と喜んでいるが、それは一つ歳をとり(当時は数え年だったから)、人生の終わりが近づいたということで、手放しで喜んでもいられない。ということでしょうか。
そして肝心なのは終わる人生の往く先を持っているかということだ。
「往き先のある船旅を航海というが、
往き先がなければそれはただ漂流しているに過ぎない」
と聞いている。年頭であればこそ、あらためて命の往く先を確認しておきたいものだ。