2012年02月09日 オオカマキリの卵嚢
NIKON COOLPIX P300
再び寒波がやってきたが、予報ほどは雪が降らず、積もることもなかった。夕方、愛犬ハルと裏山に散歩に行くと、足もとの小さな枝に、オオカマキリの卵嚢が産み付けてあった。
『カマキリは大雪を知っていた』という本によれば、「今年の山口県西南部は積雪が少ない」ということになるのだろうが、私にはどうも「カマキリはその冬の積雪量を予知し、卵嚢を産み付ける高さを変える」という説に、手放しで賛成はできない。残念ながら実験データが不十分で、科学的な根拠が立証されていないからだ。
だからといって、頭から否定するつもりもない。この宇宙には、人間の能力で解明することができない事は圧倒的に多い。カマキリにも、解明されていない特殊な能力があっても不思議ではない。というか、あって当然だと思う。
なんてことを考える私のことを、愛犬ハルは 卵嚢の向こうに転がる野ウサギの糞を匂いながら「人間って、あれこれ考え悩んで大変だね〜」と、あきれているようだった。