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2007年12月
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2007年12月25日 ロウバイ
 K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm

 朝から考えさせられた。NHKの7時のニュースで「クリスマス・イブの昨夜・・・」と昨日のことを表現していた。報道の内容はクリスマスと無関係であるのに、だ。 昨日は広島市に行っていたが、百貨店のケーキ屋さんには長蛇の列ができていた。街にはいたるところにイルミネーションが光っている。 拝金主義者の商売に扇動されて、意味を問うこともなく、子ども達に及ぼす影響等に何ら疑問ももたずに、「楽しければ・・・」「夢が・・・」とイイ歳をした大人達が狂乱する様には、開いた口がふさがらない。
 昨年12月のニュースで、住宅街のイルミネーションを取り上げていた。「何故イルミネーションを飾るんですか?」の質問に対し「冬の庭は寂しくてつまらないから始めたんですよ」と笑顔で応えていた50歳くらいの男性。先人達が味わってきた「ワビ」「サビ」という深い感受性は、そこにはない。 日本人は、このまま「モノ」と「カネ」に縛られ、そこから企画される破廉恥な催しを有り難がってゆくのだろうか。 そりゃぁ私だって「モノ」や「カネ」は欲しい。だけど裏の畑の土手にひっそりと咲いているロウバイの花の方が、イルミネーションよりもよほど魅力的だ。

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