2009年6月12日 山口市で出会った虫達
PENTAX K20D + PENTAX smcDFA Macro 100mm
昨日から山口市で行われた研修会。今日の午前中で終わったので、帰りはちょっと遠回りをして、昨年 Amazon さんに教えてもらった池に行ってみた。
到着してすぐに、歩道脇の繁みから巨大な虫が飛び出して、杭の上にとまった。コオニヤンマ だ。ヒョウモンチョウを捕食している。コオニヤンマ は、名前からすると オニヤンマ の仲間のようだが、色や大きさが似ているというだけで、実際にはサナエトンボの仲間だ。捕食中は警戒心が薄れるので、近づいて顔のアップをとってみた。立派な大あごをしている。
この池を訪れた目的のひとつは、やはりハッチョウトンボを見たいからだ。池まで来ると、労せずしてすぐにメスもオスも見ることができた。
池の側では ショウジョウトンボ、タベサナエ、ホソミオツネントンボ なども見ることができた。ホソミオツネントンボの濃い空色の体と、宝石のような複眼はとても綺麗だ。
池全体をグルグルと周回して飛んでいたのは、クロスジギンヤンマ。飛翔写真を試みたが、なかなか上手く撮れない。クロスジギンヤンマも濃い空色の斑紋と複眼がとても美しかった。
しばらく池のほとりに腰を下ろして、マツモムシやミズスマシ、イモリなどを観察していると、対岸からヤマカガシがやってきた。カエルを狙っているのだろうか。上手に泳ぐので感心した。
池の側の雑木林には、チョウなみの美しさを持つ キンモンガ や、メスグロヒョウモン の姿が目を引いた。土手にいた ハンミョウ は、色彩の派手さでは、甲虫界トップクラスだ。