2005.12.31 今年のベストショット ヤマトシジミ FZ30
間もなく平成17年も終る。 歳を重ねる毎に、月日の流れをはやく感じるようになった。 
今年の虫撮りは、春にIXY600、そして秋にはFZ30を導入。 特にFZ30では望遠もさることながら、クローズアップレンズを使用しての迫力ある接写が可能になった。 そこで今年のベストショットだが、やはりFZ30作品から選びたい。 スズメバチの顔も楽しかったが、購入間も無い頃に撮ったこのヤマトシジミの画像がとても印象深かった。 閉じた翅と、開いた翅の2匹のヤマトシジミ。 その対比がとても好きだ。
今日は大晦日。 明日(今夜から)は多くの人が、初日の出を見に、あるいは初詣でへと出掛けられることだろう。 そして「今年はこうなりますように」「今年はこんなことがありますように」など、それぞれに願いを抱えてゆかれるのではないかと想像する。 その一方で、今日の終りにあたって「今年1年、こうして何とか過ごすことができました、ありがとう」と手を合わせる人が、どれだけいることだろう。 現代日本は、不満と主張の世の中になりつつあるのではないかと感じる。 「こうなりますように、こんなことがありますように」と、希望(あるいは欲)を抱き、また主張するのもけっこうだが、感謝と謙虚さを失ってしまうと、大変な世の中になるだろう。 そのあたりのバランス感覚が、今後の政治や経済、教育など、あらゆる分野で大切なのではないかと思う。 
日頃「忙しい、忙しい」と、大切な心(立心偏)を亡くしがちな私であるがゆえに、今日の夕方は、西の空に沈みゆく夕日に向かって、「今年も1年間ありがとうございました」と両手を合わせた。 
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