2004.06.19 オオミズアオ  E5000
先日 山間部の温泉宿で久しぶりに出会ったオオミズアオ。 おそらく10年以上ぶりの出会いだったので感動もひとしおだった。 まだまだその余韻にひたっていたのだが、なんと自宅の勝手口から出たところにいるではないか。 虫撮り散策記を始めて、何度かこういう経験がある。 たとえば昨年のオオマドボタルなどがそうだ。 これは別に不思議なことではなく、虫の活動最盛期がほぼ同一時期であること、また繁殖の波があり、発生の多い年には出会う確立が高くなることなど、ちゃんと裏付けがあるためだ。 しかしこのような偶然(というよりも必然か)が“ジンクス”として語られ、しかも事柄が生活上の利害関係などに関わってくると、うさん臭い宗教まがいの宣伝に利用される。 困難や悲しみが続くと、その原因を「○○の霊が祟っていますよ」「○○が取り憑いてますよ」ってな調子で脅迫されるのだ。 そりゃ藁にも縋りたくなるような苦悩を背負込むこともあるだろうが、大切なのは事態を冷静に把握し、原因をつきとめてゆくことだろう。 多くの場合、それは私自身の行為が引き起こしているものだ。 かく言う私とて、かつては血液型による性格判断なるものを面白可笑しく友人達と語っていたこともある。 血液型で性格等が決定しないのは科学的に実証されているそうだが、未だに語られることが多い。 まぁ子供がたわいなくあぁだこうだと言ってるうちはあまり問題はなかろうが、固執してしまうと危険だ。 他者を血液型による先入観でもって判断してしまうおそれがあるし、自身の思想や行為に対する逃げ口となってしまう場合もある。 占いなどと同じで、あまり本気にならずに、冷やかし程度で楽しんでいるくらいがイイのかもしれない。 ちなみに私はA型であるが、大抵B型もしくはAB型と思われてしまうようだ。 
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