2014年04月27日 ムカシトンボ他
「ムカシトンボがいる所、知ってるよ」と言う知人の案内で、県内某所の山深い沢へ行った。鬱蒼とした杉林の林道を進むと、辺り一面にシャガの花が咲き乱れていた。アサヒナカワトンボが飛んできたので、花にとまったところを至近距離で撮影した。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
沢に入ってしばらくは、ムカシトンボの飛来を待つことに。側の木の幹にトビケラの姿が見えた。漆黒の翅の所々に白い斑紋がある初見のトビケラだ。帰宅後に調べてみると、シロフツヤトビケラのようだ。
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そして1時間が経過し、より細い支流に移動したところ、「あっ、いたいた!」という知人の声。「ほら、あそこで産卵してる」と言われるが私には見えない。そっと近づいた知人が指さした方向をよく見ると、お腹を曲げたトンボの姿があった。
おお!これがムカシトンボか。子供の頃から図鑑で見ていた、不思議な名前のトンボ。原始的なトンボの特徴を持つ種類で「生きた化石」と言われている。
Panasonic LUMIX GH3 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
「ついでにアオヤンマも見に行こうか」と知人が提案してくれた。アオヤンマも見たことのないトンボの一つだ。場所を移動して、山裾の休耕田に囲まれた湿地に行ってみた。
残念ながらアオヤンマには会うことができなかった。ハラビロトンボが飛び交う中、サナエトンボの姿も確認できた。写真はタベサナエかな?
Panasonic LUMIX GH3 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
コナラか何かの若葉に、赤紫色の光沢を放つ甲虫、ファウストハマキチョッキリの夫婦がいた。小さいけど本当に美しい甲虫だ。
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