1. ハラビロカマキリ 2. 50〜60mm 3. 本〜九 4. 夏〜秋

名前の通り、他のカマキリと比べると、横幅が広いガッシリした印象を受けるカマキリ。 写真のような薄黄緑色のものと、薄茶褐色のものがいる。 カマ状の太い前足で他の昆虫を捕えて食べるのだが、うかつに手を出すと、噛みつかれる事もある。 また、腹の中に寄生虫がいることが多く(私の地元だけ?)、ハラビロカマキリを水につけると、かなり細長く黒い針金のような寄生虫が出てくるのをよく見かけた。 あれはいったい何だったのだろうか? 

ねりごはん様より、上記寄生虫についての情報を頂きました。
「黒い針金のような寄生虫が…の正体はハリガネムシという寄生虫です。農作物を食い荒らすハリガネムシとは全くの別物です。
川や池などに住む虫、もしくはそれらにゆかりがあるもの(川のほとりに生えている草を食べたバッタや幼虫時代水中ですごしていた虫等)を捕食して体内に取り込まれていきます。
カマキリの体内で十分に成長したハリガネムシは、カマキリが水面に腹部をつけた瞬間に脱出して水中で繁殖していきます。
有力な説として、ハリガネムシがカマキリの神経を刺激して(のっとりもしくは洗脳でしょか)水辺に連れて行くそうです。
他の宿主として、カマドウマや川魚、偶発的なものとして人にも寄生します。」
ねりごはん様、どうも有り難うございました。

写真館一覧に戻る