2006.10.28 ハラビロカマキリ FZ50
仕事から帰った夕方、「遊ぼう!」と誘う娘と外に出たところ、自宅東側の壁板にハラビロカマキリがいた。 日暮時の薄暗い状況の中、お尻の方がボウッと白く浮かんで見える。 近づいてみると、産卵中だった。 少年期にオオカマキリの産卵は見たことがあったが、ハラビロカマキリの産卵は初めて見る。 驚いたことに、その卵鞘(「らんしょう」=卵が入っているさや)は青い。 この画像はレッタチソフト等で着色したものではなく、本当にこんな色なのだ。 「うわぁ〜綺麗!」と言う娘の側で、私はただただその営みに見入っていた。 しばらくしてから「そうだ! 写真を」と慌ててカメラと三脚を取りに戻った。 この暗さでは、発光せねば手持ち撮影は辛い。 不本意ながら三脚を使用し、発光禁止、セルフタイマーで、なんとか色味を損なわずに撮影することができた。 よく見れば、卵鞘の中には、既に卵が幾つか産み付けられている(こちらの画像の黄色い縦長のもの)。 時間が経てば、こちらの画像のように茶褐色に変化するのだろう。 そういえばこの画像を掲載した翌日は、今日カマキリの産卵を一緒に見た娘が生まれた日だった。 なんとも感慨深いものがあり、胸が熱くなった。
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