2006.04.06 ウバタマムシ FZ30
よく晴れた日中、裏の畑で野良仕事をしていると、「ブ〜ン」という大きな羽音がし、側の椿の根元に虫らしきものが落下するのが見えた。 この時季、営巣場所を求めて地表に降りるコマルハナバチをよく見かけるので、てっきりそうだろうと近寄ってみると、なんとそこに居たのは巨大なウバタマムシだった。 椿の根元のスイセンの葉にしがみついている。 せっかくだからとクローズアップレンズを付けて、顔のアップを撮ってみた。 頑強そうな大アゴと、顔中に粉をふいたような短い毛が印象的だが、何よりも目を引いたのが複眼だ。 肉眼では分かりにくかったが、金色の斑紋のある円らな瞳?は、なんとも美しい。 帰宅して妻にモニタで見せ、「綺麗じゃろ?」と言うと、「これを綺麗と感じるアンタは凄いよ」と、半ば呆れ顔。 何を美しいと感じるかは人それぞれだが、やはり私の美感は特異なのだろう。 でも、そんな私の心の中にはドアーズの『People are stranger』の「People are strange when you're a stranger」というフレーズが鳴り響いていたりする。
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