2006.01.23 ハラビロカマキリの卵 FZ30
2週間に及んだ出張の日々が終り、久々の休みだ。 目覚めると外は真っ白。 今冬は雪が多い。 久しぶりに早朝の畑で、ゆったりと一服していると、カエデの幹にハラビロカマキリの卵嚢(らんのう)が、二つ並んでいた。 カマキリのメスは、分泌液に空気を混ぜながら、お尻の先で泡立たせ、その中に卵を産んでゆく。 200〜300個の卵は、スポンジ状の卵嚢によって、寒さや外部の衝撃から護られている。 つまり卵嚢はクッションであり、断熱材でもある。 我々人類が断熱材を使用し始めたのがいつ頃からか知らないが、それよりも遥か昔から、カマキリ達は断熱材を作りだし、利用していたのだ。 ちなみに、卵嚢は卵鞘(らんしょう)とも言われ、形は種類によって違う。
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