2004.12.25 ツマグロキンバエ E5000
2週間ぶりの更新だ。 この間、まさに目の回るような忙しさだった。 この画像は、実は昨日撮ったもので、既に咲き乱れている畑のロウバイに、ツマグロキンバエが集まっていた。
さて、今日はクリスマス。 クリスマスについては、3年前に思いを綴った。 それは今も変わらない。 その中で「夢」ということにも触れたわけだが、最近少し考えることがある。 娘達に観せようと、妻が借りてきたディズニーアニメを一緒に観てみると、とにかく最初の宣伝が長いのに驚かされる。 「いつになったら本編が始まるのだろう?」と思いつつ、その宣伝を観ていると、ピーターパンをはじめ、何度か決まり文句のように使われている「夢はきっと叶う!」という言葉が気になった。 「“夢はきっと叶う”って、本当か?おい」と突っ込みたくなったのだ。 「管理人は手に負えないくらい ひねくれてるな」と思われる方は、これ以上読まれなくても結構だが、現実の世の中で、夢が叶っている人の割合って、果たしてどれくらいなんだろう? 
私を含め、多くの人々が悩みや苦しみを抱えているということは、つまり「夢が叶ってない」「人生は私の都合のよいように思い通りにはならない」ということだ。 生きてゆくうえで、目標が必要であり、大切なのは当然だが、物心がつくかつかないかの子供に「それがきっと叶う」というのはどうであろうか? そのようにすり込まれて育った者が、人生の壁にぶち当たった時、つまり叶わなかった時に、果たしてどういう行動に出るのだろう? 苦悩を共有してくれる仲間や家族がいればいいが、そうでなければ・・・。 
幼い子供達には夢を持って、努力して欲しいと思う。 「努力しても空しいぞ」などとは微塵も思わない。 しかしながら「叶わないこともある」という現実を否定するかの如く、「きっと叶う」と吹き込み続ければ、困難や苦悩を引き受けてゆくことができなくなるかもしれない。 昨今の若年層の事件や、風潮を観ていると、どうもそんな気がしてならない。
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