2002.04.11 キバラヘリカメムシ E5000 
今日は早朝には陽が射していたが、その後は雲が広がり、午後には雨が降り始めた。 気温もあまり上がらなかったので、マユミの葉上で見つけたキバラヘリカメムシも ほとんど動かずにジッとしていた。 これ幸いとばかりに、カメラをグッと近づけて(2cmまで寄れるのですよ)、斜め下から顔のアップを撮ってみと、うん、中々いい表情ではないか! 手前や背景の葉っぱのボケ具合もいいし、流石はクールピクス。 接写に強く、ワイドなレンズ、AFエリア選択もできるので、虫撮りにはとても重宝する。 あえて苦言を呈するなら、AFがもっと早くて、もう少しレンズが明るかったらなぁ・・・欲を言えばきりがないけど、G2 と E5000 の長所を合わせ持ったようなデジカメがあればなぁ、等とついつい夢見てしまいます。 いやいや、京都 竜安寺で見た“知足のつくばい”を思い出そう。 「吾 唯 足 知〜われ ただ たる を しる」・・・佛教では「欲は苦のもとなり」と説き、現状に満足・感謝して生きる者は豊かな人生を過ごせるが、きりのない欲に明け暮れて満足・感謝を持てない者は愚かな人生を過ごすだろうという、臨済禅の格言だ。 ウンウンと頷ける。 頷けるんだけれども、現実はどうかっていうと、これが中々難しい・・・っていうか、不可能に近い。 キバラヘリカメムシを始め、昆虫達って、きっと私達のように我欲を貪るってことはないんだろうなぁ・・・本能で自然界におけるバランスを保ちながら生きている虫達って、ただただ凄いと思ってしまうのです。
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