1. ヒグラシ 2. 23〜40mm 3. 北〜ト 4. 6〜9月 
6月頃から、スギ林や雑木林などで「カナカナカナ・・・・」と鳴く。 鳴く時間は決まって早朝か日暮れ時で、日中に鳴くことは殆どない。 捕まえると何とも言えない金属質の悲鳴をあげる。 ヒグラシは漢字で書くと「蜩」「茅蜩」あるいは「秋蜩」と書く。 万葉集などにも登場する、秋の季語として有名だが、実際には秋に姿を見かけることは殆どない。 個人的な印象だが、あの「カナカナカナ・・・」という声は、どこかもの寂しい感じがする。 この雰囲気に近いものといえば、夜の田んぼで鳴くカエルの声。真暗な田んぼでしきりに鳴くカエルの声に包まれていると、孤独感にも似たもの寂しさにおそわれる・・・と友人と意気投合したことがある。 別の友人は、「ヒグラシは“その日暮らし”に精一杯で“カネカネカネ(金)”と鳴いているんだぞ」と、自分の子供に教えていた。

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