1. クシコメツキ 2. 16mm前後 3. 北〜屋、対 4.
最も普通に見られるコメツキムシ。甲虫の仲間は、仰向けになるとうまく起き上がれないものが多い。カブトムシやクワガタは、足の爪を床などにひっかけてグッと力を入れて起き上がろうとするし、羽を羽ばたいてその反動で起き上がるものもいる。コメツキムシはひっくり返ると、いったん胸と腹の間をカクッと反らして、その後思いきり元にもどす反動で、パチンと勢いよく跳ね上がることによって起き上がる。子供の頃は、コメツキムシの腹を手で持って、逃げようとするコメツキムシがパチン、パチンと体を動かすのを見て遊んでいた。思えば残酷なことをしていたなぁ、と今になって反省してます。その動作がお米をつくのと似ていることからこの名前がつけられたんだろうが、私たちの世代では「米をつく」ということが、実感できないのが少し寂しい。

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