1. トノサマバッタ 2. 35〜65mm 3. 北〜八 4. 6〜11月
バッタの中のトノサマということなんだろうか? その名の通り堂々とした風貌である。近くの草地などで、普通に見ることができる。 写真は交尾しているところ。上が雄で下が雌。雌は雄よりもふたまわりくらい大きい。甲虫類などは、たいてい雄の方が大きいのであるが、バッタの仲間は雌の方が大きい。 写真の雌をよくご覧あれ。雄は交尾を完了させようと必至に雌にしがみついているが、一方の雌はというと、食事の真っ最中である。ひと頃アッシー君だのミツグ君だのが流行っていたが、バッタの世界でははるか昔から、この図式が営まれていたのである。 ところで、この写真のバッタがトノサマバッタだという確信は、実はないのである。というのも、よく似た仲間にクルマバッタというやつがいて、てがかりは背中(胸)の隆起と体長であるが、イマイチ判別がつかない。間違っていたら教えて下さい。

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