2006.10.18 セグロアシナガバチ FZ50
軒下に置いていたビールケースに、セグロアシナガバチが巣を作っていたのを、妻が発見した。 巣のほとんどが羽化し、けっこうな賑わいだ。 彼等は庭木や観葉植物につくイモムシ等を捕まえ、そうやって自然界の均衡を保っている。 “刺す虫”の印象が深いが、よほどのことがない限り、滅多に人を刺すことはない。 そのことは十分に分かっているのだが、如何せん場所が悪かった。 ここは畑へ向かう道であり、幼い娘達が度々通る。 普通に歩いている分には問題なかろうが、何かの勢いでビールケースを蹴ってしまえば、敵と見做されて攻撃されかねない。 巣を始末した。 平素は偉そうな事を言いながら、実際には自分の都合で、他の いのち を簡単に奪ってしまう私だ。 「ハチだから」「刺すから」というのは言い訳にならない。 ハチであろうが何であろうが、精一杯生きている“いのち”なのだ。 たまたま人間の法律では罰せられないというだけで、殺生という深い罪を犯していることに変わりない。 
来春 小学校に入学する娘達に、とにかくこのことだけは伝えたいと思っている。 小学校の英語義務化が叫ばれているが、そんなものは必要ない。 金儲けのための“お勉強”も必要ない。 いのち の根源的な部分を感じてゆける人に育ってくれれば、それでイイと思っている。 
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