ということで、FZ50 についての感想だ。 「去年同じようなの(FZ30)を買ったのに、もう買い替え?」という声が聞こえてきそうな、呆れたような妻の視線に耐えながら、カメラのキタムラで半ば衝動買いをしてしまった。 発表以来、ずっと我慢していたが、実機に触れたのが失敗だった。
購入に踏み切ったポイントは、前述のモニタ可動範囲の大幅な拡大と、新しい画像処理エンジンによる高感度&低ノイズ対応。 レンズ性能は基本的に変更なしで、連写性能は落ちたようだが、私はあまり連写を使わないので関係ない。 画素は1000万画素。 これも個人的にはあまり必要性を感じないが、従来の800万画素に比べて、画質が劣っているようには感じられなかったので、まぁイイだろう。 
使用感は、FZ30 と殆ど変わらないが、ボタン操作が(私にとっては)より使いやすくなったのと、やはり可変モニタの威力は絶大だ。 これまでCOOLPIX990、PowerShotG2、COOLPIX5000、COOLPIX3500、PowerShot S2IS、IXY D600、LUMIX FZ30、Caplio R4 と所有してきたが、今回のように単純に後継機に買い替えたのは初めてだ。 それくらい、FZ30 の特徴でもある「12倍ズーム」「手ぶれ補正」「可変モニタ」「AF速度などの機敏な動作」が、私の琴線に触れているのだ。 あぁ、これで望遠側がもっと寄れればなぁ・・・。
では、今回の変更点の目玉のひとつ「高感度対応」は如何なものであろう。 以下にFZ30との比較を交えて、作例を掲載する。 パソコンモニタの背景に、ナツアカネのフィギュア、マクロモードで、ISO設定意外は全て「オート」だ。
FZ50 ISO 100 SS 1/5 
FZ30 ISO 80 SS 1/4
FZ50 ISO 400 SS1/15 FZ30 ISO 400 SS 1/20
FZ50 ISO 1600 SS 1/60
ISO 200、800 については、省略したが、400での画像を比較すると、明らかに FZ50 の方がノイズが少ない。 もちろん「ノイズが少ない=画質がイイ」というものではないが、元の質感を損なわない程度であれば、ノイズが少ない方が、私の好みだ。 掲載しなかったが、FZ50 での ISO 800 の方が、FZ30の ISO 400 よりも綺麗だと感じた。 これならば、室内撮影での被写体ブレ及び手ブレが、多少なりとも軽減されると思う。 ストロボ発光の不自然さを避けたい状況では、かなり重宝しそうだ。 くどいようだが、これで望遠側の最短撮影距離が、せめて50cmくらいだったらなぁ・・・1年後に改善された後継機が登場したら、また買い替えてしまうのか知らん?
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