2006.07.06 ヤマトアザミテントウ R4
昨夜は泊まりがけでの話し合い? アルコール消毒は夏風邪には効果がなかったようで、今日も鼻をグズグズいわせている。 帰宅する道中、毎年訪れる道路沿いの草むらを覗いてみると、繁みのアザミの葉に「ウソ〜!!」ってくらい、ヤマトアザミテントウが群れている。 その中にチラホラとご覧のような刺々しいイモムシがいた。 状況から判断すれば、ヤマトアザミテントウの終齢幼虫だと思われる。 ほぼ毎年掲載してきたヤマトアザミテントウだが、これまで幼虫の姿を見ることはなかった(蛹から羽化する様子は掲載した)。 単純に時季を外していたのか、それとも幼虫の生態が特殊なものなのかは分からないが、とにかく今日は数匹の幼虫に出会うことができた。 継続は力なり!である。 
余談ではあるが、私は「あきらめずに追い続ければ、夢はかならず叶う」といった類いのセリフが苦手だ。 それは成功した者の言う結果論であって、万人にあてはまるものではない。 いや、叶わずに挫折・妥協してゆく私のような者が圧倒的に多いだろう。 もちろん「あきらめてしまえば夢は実現できない」というのには頷ける。 しかし「必ず叶う」というのはどうだろうか。 現在若者の就業率の低さが問題となっているが、それは必ずしも労働需要側ばかりの問題ではないのではなかろうか。 「自分に合った仕事を」「自分のやりたいことを見つけよう」「個性・自分探しの旅を・・・」などと、耳障りのイイ言葉で、子ども達を無責任に翻弄してきた教育・社会全体にあるのではないかと感じている。 そのような環境では、責任感や義務感といったものが希薄になり、そのくせ権利ばかり主張して、思うままにならないと他に責任転嫁、果ては攻撃に転じてゆくという、まるで思春期〜成人までのピリピリしていた私のような状況を生みかねない。 その姿はヤマトアザミテントウ幼虫のように、近寄り難い刺々しさであったかもしれない。 
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