2006.07.04 キクヅキコモリグモ FZ30
コオイムシは、残念ながら卵を背負った姿を見るには遅かったようだ。 かわりに というわけではないが、足下の草むらに変わった姿のクモがいた。 変わっているのは腹の部分で、黄白色の突起が無数にある。 実はこれ子グモなのだ。 コモリグモのメスは、卵の入った袋状のもの(卵嚢)を抱えて生活する。 孵化した子グモ達は、母グモの背中(腹部上面)に這い上がって過ごし、成長するとそれぞれ独立してゆく。 クモというと比較的嫌われがちな虫だが、責任をもって子供を守り育ててゆく、という点においては、ひょっとしたら私達も見習わなければならないかもしれない。
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