2006.06.19 ヤマカガシ R4
夕方「オタマジャクシをとりに行く」という娘Aを、自宅向かいの田んぼに連れて行った。 ウジャウジャいるオタマジャクシを追いかけ、田んぼの畔を走る娘の足下から、1匹のヘビが現れた。 「娘A! ヘビがおるぞ!」の声に驚いた娘は、すぐさまこちらに戻ろうとする素振りを見せたので、「動くな! ジッとしとけ」と制止した。 
これはヤマカガシという毒蛇で、その毒は血液の凝固を妨げ、皮下出血や脳内出血などを引き起こし、死亡例もある。 しかしマムシ等と違って、毒牙は口の奥の方にあるので、前牙で咬まれても被害はない。 ゆえに近年まで毒ヘビとしての認知度は低かった。
恐れられ嫌われるマムシにしてもヤマカガシにしても、他のヘビにしても、映画「アナコンダ」のように積極的に人間を襲うことはまずない。 ジッとしておけば大抵の場合、向こうの方が逃げてしまう。 案の定、このヤマカガシも、一寸後に田んぼに逃げ、優雅に泳いでいった。 その泳ぐ様を見て「綺麗なヘビじゃねぇ、面白い泳ぎ方するねぇ」と娘A。 さすがは巳年女だ(ちなみに私も巳年です)。
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