2006.06.08 京都で出会った虫達 R4
昨日から、所用で京都に行っていた。 今日、帰りの新幹線まで時間があったので「哲学の道」を歩いてみた。 以前、7年間住んでいた京都、当時は虫に関心がなかったので「どんな虫に出会えるかな?」と期待していたが、時間的な制約もあったため、出会ったのは山口県でも普通に見られる虫ばかりだった。
 左上)ラミーカミキリ    右上)ヨコヅナサシガメ
 左下)ナナホシテントウ   右下)オオシマトビケラ
ありふれた虫達ばかりだったから つまらなかったか、といえばそうでもない。 思い出深い地で出会った虫達は、どれもみな新鮮だった。 特に右下のオオシマトビケラ。 これだけ「哲学の道」ではなく、「祇園白川」での撮影だ。 かつて祇園の芸妓さんの店でバイトをしていた私にとって、この辺りは庭みたいなものだった。 ブランド品を身に付け、お洒落な店に出入りすることに喜びを感じていた私は、このような身近な所にいる小さな虫の いのち や、花の いのち に気付くことができなかったようだ。 どちらが善いとか悪いとかを論じるつもりはないし、判ずることはできない。 ただ 私にとっては、当時よりも今の方が、精神的にとても楽な状態にあることだけは確かだ。 単に歳をとっただけ、ということなのかもしれないが・・・。
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