2006.03.12 ツクシ IXY600
昨日のうちに更新しようと思っていたが、夜 火災が発生して出動。 前日までの春の暖かさはどこへやら、吹雪く中での作業から帰宅し、風呂に入り直して寝てしまった。
昨日は仕事で岩国市に行っていた。 帰宅する道中、ホトケノザの群生する土手に、ツクシがニョキニョキ伸びていたので、撮影してみた。
岩国市といえば、昨日“米空母艦載機移転に対する住民投票”が行われた岩国市である。 結果は投票前から明かだったように、圧倒的反対多数であった。 しかし、ご存知のように、その住民代表である議員さん達は「住民が反対表明したところで、国策は変わらない」「今後の地域振興を衰えかねさせない」等々の理由で、住民投票そのものに反対する人が多かった。  片山参院幹事長(自民党)は「(住民投票の実施は)1種の地域エゴイズムだ」と発言された。
政治家とは、住民の代表であり民意を大切にすべきなのか、それとも私のような愚民を修正し導くエリートたるべきなのか・・・常に考えさせられる問題である。 
しかし、利害・損得だけで動く政治家も「なんだかなぁ」である。 おそらく彼等は人間、しかも有縁の者、もっと突き詰めれば“我が身”における利害が中心であろう。 野に咲くホトケノザや、懸命に生きるツクシのことなどは、気にも掛けないのではかろうかと勝手に想像する。 ところが、私がこうやって呑気に野山を楽しむことができるのは、やっかいな問題を彼等が引き受けてくれているからかもしれない。 なんとも複雑であり、まただからこそ衝突も生じるのだろう。 ホトケノザとツクシも、表面上は和やかに共生しているように見えて、実は地下では根と地下茎が激しく喧嘩しているのかもしれない。
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