2005.12.18 雪 FZ30
連日の雪と厳しい寒さが続く。 私が地元に戻ったのが平成8年、以降の9年間では、最も寒く雪の多い12月だ。 「今年の冬は暖冬傾向で・・・」という秋頃に出された長期予報が見事に覆された現状だが、これが自然というものだろう。 人間の誇る科学や文明で、どうにかなるようなものではない。 朝日が昇る前に、畑に行ってみた。 モノのあふれかえる現代の生活では、もいで食べる機会が少なくなった柿の実が、どこでも鈴なりに残っている。 「何かおかしい」と感じつつも、現状を否定しきれない中途半端な自分を、雪帽子を被った柿の実達が、静かに見下ろしていた。
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