2004.10.04 PowerShot S1 IS E5000
さてS1 ISであるが、見た目は斬新なデザインに銀ピカボディ。 見るからに何かやってくれそうな雰囲気があるが、その実力はどうだろうか? 以下の四つの状況で E5000 との画質を比較してみた。
 1)室内でのストロボ無しでの接写
 2)屋外晴天下での青い花
 3)屋外晴天下でのピンクの花
 4)風景の広角と望遠
以上の比較において、それぞれのカメラの設定は、私のような素人が最も無難に撮れるフルオートにしてある。 また、元画像を見ていただけるとイイのだが、ファイルサイズが大きくなるので、縮小と若干の圧縮がしてある。 色補正やシャープネス等の処理は一切施していない。 
結論としては、「比較する方がおかしい」ということだ(笑)。 500万画素で広角重視の E5000 と、300万画素で望遠重視の S1 IS では、そのキャラクターが違いすぎる。  S1 IS は離れた場所の虫や、樹上の虫などを撮る時に重宝しそうだし、広角側で実質5cm近くまで寄れるので、大きめの虫であればそこそこ撮れそうだ。 一方の E5000 は、発売から既に3年近くが経過しているので、動作速度などに不満を感じるものの、その画質の美しさ、解像感の高さは素晴らしい。 賛否両論ある E5000 だが、Nikonはこの機種にはかなりの労力を注ぎ込んだのではないかと想像する。 デジタルの世界では確かに新しい物ほど機能が優れているが、メーカーが深い思い入れをもって作った物には、それでしか出せない味がある。 私が使っているシンセサイザーで、もう15年くらい前の物でローランドのJD800・JD990という機種があるが、バブル経済の頂点の頃に開発されただけあって、贅沢な部品がふんだんに使ってあり、その音の存在感の高さは群を抜いている。 15年経っても現役で頑張ってくれている。 
ともかくも、 S1 IS には今週の娘達の運動会では活躍してもらわねばならない。 残念なことに、運動会当日は2年前からの仕事の約束があり行くことができないのだが・・・(泣)。  
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